美穀※栄養学

ここでは、栄養素の一般的に期待されている効果を穀物中心にご紹介させていただきます。

五大栄養素からご紹介しています。

栄養素の効果をある程度理解されているあなたには、美穀※なんでもランキングのページへお進みください。


炭水化物

 生命活動に必要なエネルギーを作り出します。構成しているのは糖質&食物繊維です。脳に必要な唯一の成分であるブドウ糖を作り出します。穀類の主要成分でお米や雑穀に多く含まれます。

たんぱく質

エネルギー源となるアミノ酸を作ります。生体の構成もしています。

ハトムギやアマランサスは白米の約2倍のタンパク質を含んでいると言われています。

脂質

 エネルギー源と生体構成。摂取しすぎると中性脂肪となり肥満の原因となります。脂肪酸やコレステロールは生きるために必要であるため、適量は必要となります。穀物にコレステロールはありませんが、えん麦、アマランサスは、白米の6倍程度の脂質を持っています。

ミネラル

ナトリウム

 主に塩化ナトリウム【塩】のこと。穀物には、あまりふくまれていませんので塩分を取りすぎるということは難しいです。長寿の人は、塩分をあまり取り過ぎないというデータが出ています。

マグネシウム

 カリウムの濃度調整と細胞形態維持とエネルギー代謝をしています。循環器系疾病予防に効果が期待されている。アマランサス、ソバノミ、アワなどに多く含まれます。

カルシウム

 骨になります。イライラを抑える働きもあると言われています。穀物に含まれているのは微量です。

リン

 カルシウムの吸収を助けています。カルシウムと同じくらいの量を摂取するのが良いと言われています。

鉄分&亜鉛

 貧血を防ぎます。

ビタミン

※穀物にはビタミンA、ビタミンC、ビタミンDがほとんど含まれておりません。ですのでこの3つは野菜などから摂取する必要があります。

ビタミンA

 目と皮膚担当ビタミン。穀物には、ほとんど含まれません。ですので野菜などを摂取する必要があります。目の栄養、皮膚やねん膜の成長を助け、アレルギーの対策などにも効果があると言われています。大豆、とうもろこし、玄米、アマランサスに少量含まれています。

ビタミンB1

 元気ビタミン。糖をエネルギーにするお手伝い。神経機能正常化。不足すると疲れやすくなります。アルコール分解作用もあるといわれています。大豆、アワ、ソバノミに多く含まれます。

ビタミンB2

 脂肪代謝の促進が期待されています。納豆や黒米に多く含まれ、目や皮膚や口の粘膜を健康に保つと言われています。

パントテン酸(ビタミンB5)

 穀類の中ではアワによく含まれています。善玉コレステロール増加に作用、免疫体の改善、ストレス対応に良いといわれています。多くの食品に含まれているため欠乏になることはあまりないです。ギリシャ語で「どこでもある」という意味。

葉酸(ビタミンM、ビタミンB9)

 細胞分裂が盛んな妊産婦に必要といわれています。大豆などに多く含まれます。すぐに酸化してしまうため新鮮なものを摂取しなければいけません。

ビタミンC

 穀物にはほとんど含まれていません。ですので野菜などを摂取する必要があります。コラーゲン、血管や筋肉や皮膚の健康を保つと言われています。大豆にごく少量含まれています。

ビタミンD

 穀物には、まったく含まれていません。太陽の紫外線に含まれていて、カルシウムの吸収を助けます。きくらげ、干ししいたけなどに少量含まれます。

ビタミンE

 老化予防、ガン予防、動脈硬化を防ぐ。過酸化脂質の生成を防ぐ。生殖機能などを健康に保つなどの効果が期待されています。

ビタミンK

 大豆などに含まれています。血液凝固作用、カルシウムの精製をアシストしていると言われています。

ビタミンP

 現在では、ルチンという名称になりました。ソバノミにしか含まれていない物質です。抗酸化作用が期待されています。カテキン。イソフラボン。


その他の有効成分

ポリフェノール(ファイトケミカル)

  植物が光合成を行う時に体内にできる物質で約4000種類あります。

アントシアニン、イソフラボン、カテキン、タンニン、ルチン、ムチン等

抗酸化作用が期待されています。2~3時間しかもたないため摂取し続ける必要があります。

オリゴ糖

  植物に含まれている糖で、ビフィズスの増殖因子とされている。